【マイナンバー制度に関する質問】Q&A形式でまとめて答えます!
最近マイナンバー制度に対する意識が上がって来ているようで、多くの方から様々な質問を頂いています。
今回は皆さんから頂いた質問に対して、マイナンバー制度Q&Aという形式で答えていきたいと思います。
まずマイナンバー制度の概要記事を御覧ください。
⇨副業してるなら理解しないと会社にバレる!マイナンバー制度とは
とりあえず今回は4つの質問に答えていきたいと思います。
それでは早速書いてみましょう。
①マイナンバー制度が始まったら副業が会社にバレますか?
この質問はかなり関心度が高い質問ですね。
結論、副業がバレることはありません。ただし確定申告をしっかりやられていることが前提になります。
変な話、今まで確定申告をしなくてもバレなかった経験があったとしても、マイナンバー制度が始まれば申告漏れは100%バレます。
そういった意味で確定申告が必要にもかかわらず、申告をしない場合は会社に副業がバレてしまします。
マイナンバー制度は脱税を防ぐという意味では相当強力に作られている制度なので、今までバレなかったという考えは捨ててください。
会社によっては副業を禁止しているところもありますので、バレて怒られる程度では済まないこともあります。確定申告は今まで以上に慎重にやりましょう。
それさえ出来ていれば、会社に副業がバレることはありません。
②ネットの回覧履歴や通話履歴が管理されることはありますか?
この質問はマイナンバー制度の今後の使い方に関する質問です。
今の段階では、五分五分と言ったところです。
というのも今までは身分証明書として「免許証」や「保険証」を用いてきましたが、今後はマイナンバーを身分証明書として使うことが考えられます。
そうなってくると、パソコンのプロバイダ契約や携帯電話の契約時にマイナンバーが紐付けされることになります。
そこから先でマイナンバーを利用した取り締まりの強化などが考えられるからです。
最近ではネット犯罪も多い時代になっているので、行政がそれを指示する可能性は十分にあると言えるでしょう。
これに反対する声としてはプライバシーの侵害しかありません。もし行政がその部分を無視した場合、こういったマイナンバーの使い方を止める術はないと言えます。
「見られてマズいものなんてないでしょ?」という姿勢でくるでしょう。逆にこのことを公表せずにやってしまうことも十分に考えられます。
そうなった場合、我々の自制心が届いていない部分を監視されることになりますので、特定機密保護法案に触れるようなことを行った場合、逮捕されるなんてことも十分あり得ます。
今の段階では可能性の話しかできませんが、誰も賛成していないマイナンバー制度の導入が決まった時点で今後どのような改正があってもそれを止める手段はありません。
できることは関心を持って、マイナンバー制度を知ることしかないでしょう。
③自分の預金を守る方法はありますか?
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この質問の意図ですが、2月に行われた改正で個人の預金をすべて国が把握するという項目に対する質問だと思われます。
よくタンス預金すればバレませんか?という質問を頂きます。
結論、タンス預金をすればとりあえずはバレません。ただしマイナンバー制度が始まってからは、いくらタンス預金をしたところでバレる可能性が高いでしょう。
理由としては給料や収入の振り込み履歴が残るからです。手渡しで収入を得る仕事であればわかりませんが、今の時代にそんな受け渡しが採用されているところはほとんどないと思います。
この制度自体が普及していけば、小手先の対策を打ったところで預金を隠すことはできません。
預金封鎖への対策という部分では若干効果があると思います。
ただ預金封鎖を意識しなければならない人が、自宅で現金を管理するリスクを考えるとなかなか難しいと言えるでしょう。
空き巣に入られてタンス預金を全て失った場合、警察への申請が必要になるので面倒なことになる可能性すらあります。
何が正しいかは結局個人に委ねられます。リスクを分散させることを意識しながら預金を守っていただければと思います。
④マイナンバーが漏洩した場合どうなりますか?
これも結構多い質問ですね。
マイナンバー自体がカード化されているので、財布などに入れている場合に起き得ることだと思われます。
結論、カードの表面に書かれている情報(住所・氏名・年齢・マイナンバーなど)は漏れますが、それ以上の使い道はありません。
ある意味、免許証や保険証を落とすのと同じ位置付けと言えるでしょう。
一応、マイナンバーが悪用される可能性が高い場合のみ再発行という処置がされるそうです。
失くしてしまったり盗まれてしまうリスクに関して意識することは大切ですが、それ以上にこのマイナンバーがどのように使われる可能性があるかを考える方が重要です。
現状では個人が他人のマイナンバーを手に入れたところで使う術がないので、そこまで恐れる必要もないと思われます。
もちろん、厳重管理を前提とした話ですけどね。
まとめ
今回は皆さんの関心が高まっているマイナンバー制度についてQ&A形式で記事を書いてみました。
導入までに時間があるので変更点や新たな質問が出ることも考えられます。そうなった場合また追記という形で更新していこうと思っています。
まだまだ不確定要素が多いマイナンバー制度ですが、こうして関心を持って勉強すれば、ある程度の対策を打つことはできますのでしっかり理解をしていきましょう。
私も皆さんと一緒に理解していければと思います。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
お知らせ
最近になって皆様からたくさんの質問を頂いています。
もちろんマイナンバー制度自体、10月から本格的に始動しますので、また疑問点などがあればいつでもメッセください。
皆様の質問にお答えしながら、私も勉強していきたいと思います。笑
どんな質問でも構いませんので、お気軽に聞いて頂ければ幸いです。
ツイッター:@UWANOSORA_COM
はじめまして。副業をやってるので会社にばれるのでは?と心配になり検索してたどりつきました。
確定申告をちゃんとすればばれないとありますが、市県民税はどうなるんでしょうか?
本業と副業と合算してそこから市県民税の納税額が決定して本業の会社に通知がいき、給料から控除されるという流れではないんでしょうか?
ななか様
コメントありがとうございます。
結論としては、個人で確定申告(副業分)をすれば会社にバレることはありませんので安心してください。
ななか様が心配されている市県民税の支払いに関して言うと、会社に所属している場合「特別徴収」という方法で収められています。
簡単に言えば会社がななか様の代わりに収めてくれる方法ですね。
ただこの方法だと、ななか様が副業で得た収入分は含まれません。(会社が把握していないので)
ではどうするのかというと、副業で得た収入分の市県民税だけ「普通徴収」という方法で、納めることになります。
結局、副業で得た収入に関するすべての工程(税金の収めなど)を、自分でやるということになります。
それさえしっかりやれば、会社にバレることはありません。
一応参考になるサイトがありましたので、リンクを貼っておきますね。
⇨http://www.city.rikuzentakata.iwate.jp/kategorie/kurashi/zeikin/shizei/syurui/kojin/kojin.html
納税方法のところを見て頂ければ、ご理解頂けると思います。
普段会社がやってくれることを自分でやるのはなかなか大変ですが、まずは1つずつ理解をしていきましょう。
つたない文章ですが、少しでも疑問を解消して頂ければ幸いです。
初めまして!! 私も不安で色々調べてましたらこちらにたどりつきました。
私は一人でやっている個人事業主で実は3~4年前までは確定申告(青色)をしていましたが結婚と引っ越しを機会に周りの同業者がほとんど申告してなく、自分だけがマジメにやっているのがバカバカしくなり主人の扶養にちゃっかりなって申告をしていません。
マイナンバー制度が始まれば確実にバレますか?
振込みで収入とかもありますので銀行口座からバレバレ・・ですよね?
なんか不安で(追徴課税?)お聞きしたいです。
無知なので変な聞き方をしていましたら申し訳ありません。
ロビン様
はじめまして。コメントありがとうございます。
マイナンバー制度が導入される前ならば、その方法でも問題ありませんでした。(正確にはバレないという意味です。)
しかし、マイナンバー制度が導入されれば、国が個人所得を把握することになるので、確実に指摘を受けます。
一番危険な考え方は「今まで良かったからいけるでしょ」的な発想です。
正直言って、この制度に抜け穴はありません。(税徴収の面で)
今まではバレなかったとしても、マイナンバー導入以降は確実に痛い目を見るので、確定申告はしっかり行いましょう。
最後に「追徴課税」に関してですが、これに関してはさすがにやり切れないと思っています。(私の考えです)
なぜならば、現状ロビン様の周りにいらっしゃるような方が相当数いるからです。
仮に把握は出来ても追徴課税の対応まではやり切れません。(数が多すぎて不可能)
逆に言えば、そこは目をつむる代わりに今後は100%の税徴収を目指してくるはずです。
結論としましては、今までのことを振り返っても仕方ないので、今後しっかり確定申告をすることが大切と言えるでしょう。
あくまでも私個人の見解ですが、参考にして頂ければ幸いです。