親知らず抜歯を体験!私と親知らずの奮闘記③
うわの空ブログ管理人の翔です。
今回は、親知らず抜歯の手術体験をメインに記事にしていきたいと思います。
言うなれば、実践編です。
これから抜歯される方が一番気になる部分だと思うので、一生懸命書いていきたいと思います。
前回、前々回の記事からの続きとなりますので、まだ見ていない人は下記よりご覧ください。
⇨私と親知らずの奮闘記①
⇨私と親知らずの奮闘記②
それでは早速書いていきましょう。
親知らず抜歯当日
前回までで、事前の情報収集は完了していましたが、ついに抜歯当日を迎えました。
当日は、午後2時からの手術となります。
しっかり準備してきたものの、当日は最高潮に緊張している状態です。
まず親知らず抜歯を語る前に、当日私が持参した物を紹介しておきましょう。
抜歯当日に持参した物
まずは必須アイテムでもある「マスク」です。
親知らずの抜歯直後は麻酔の影響で口の感覚が無くなります。
マスクは絶対に持って行った方がいいと言えるでしょう。
2つ目は「ガーゼ」です。
前回の記事でも書きましたが、血が止まらなかった場合、ガーゼを強く噛んで止める必要があります。
血まみれ状態で調達するのは大変なので、当日は多めに持参しました。
最後は「水」です。
これは術後にもらえる痛み止めを麻酔が効いている内に飲めるようにです。
以上の3つが、抜歯当日に持参した物になります。
それでは私が体験した親知らず抜歯の話を始めたいと思います。
親知らず抜歯へ
今回私がお世話になった病院は愛知医科大学付属病院というかなり大きな病院です。
執刀医は普段インプラント治療をメインとしている45歳ぐらいの先生でした。
まず初めに体温と血圧の測定からはじまります。
一応、親知らずの抜歯と言えども手術には変わりないので、体調のチェックをするわけです。
しかし、
心臓バクバクの状態で測った私の体温は、なんと37.3度!
緊張しすぎて微熱が出ています。笑
これには先生も苦笑いでしたが、もう一度計り直したら36.9度まで下がったので予定通り抜歯スタートです。
緊張がピークに達している私に向かって「簡単な手術なので安心してくださいね。」と優しく話しかけてくれました。
正直、この一言だけでもかなり落ち着きます。
そして、麻酔の注射から本番スタートです。
「ちょっとチクッとするけど、我慢してねー。」
グサリッ!
体感的にチクッとはしたけど、痛いという程ではありませんでした。
それを2回ほど繰り返し、3分ほど時間を置きます。
体感的には1分もしないうちにかなり痺れてきました。
正直、3分後には完全に麻痺している状態で、手で触っても全く感覚がありません。
麻酔が効いたことを確認され、口の部分だけ穴が空いた青いシートを顔に掛けられます。
こんな感じのシート↓
このシートは目隠しの役割もあるので、ここから抜歯に使われる器具を見ることはありません。
本格的に抜歯開始!
「それでは始めますね。」と言われ、抜歯作業が始まります。
その言葉の直後には、歯茎を切開して埋もれている親知らずを出す作業をしているはずですが、正直何も感じませんでした。
特に音もしないので「本当に始まってるのか?」と思うぐらいです。
歯茎の切開なんて想像しただけで痛々しいですが、実際には痛みどころか触られている感覚すらなかったです。
なので、この部分を怖がっている方は安心してください。
麻酔が効いているので、本当に「無」の時間です。
次は親知らずを割る作業になります。
親知らずの分解作業
「音は大きいですが、安心してくださいね」という言葉の後、凄まじい音が聞こえてきます。
音としては「ドドドドッ!ガリガリガリガリガリッ!」って感じです。
例えるなら口の中で道路の舗装工事が始まったかと思うぐらいの音がしました。
ただ当然ですが、痛みもなければ触られてる感覚すらありません。(本当に不思議な感覚です)
数分後・・・。
「歯の頭の部分は切除出来ましたよ。」という先生の言葉とともに、鼻に抜ける焦げ臭い匂いがあったことは憶えています。
「あとは根元を抜くだけですから頑張ってくださいね。」と言われ、私もOKサインを出しました。
この時の正直な気持ちは、抜歯に怖がっていた自分がバカバカしくなるぐらいあっけないなという感じです。(それぐらい辛くないです。)
しかし、ここから先生が大苦戦することになります。
親知らず最後の抵抗
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先ほど分解した親知らずの根元を抜く作業に差し掛かり、手術も最終局面に来ていました。
しかし、ここで問題が発生します。
なんと、分解してバラバラになった根元が全然抜けないのです。
顔にかけられたブルーシート越しに先生の熱気を感じるぐらい苦戦していました。
もちろん痛みなんて1ミリもないのですが、この頃になると口を開けるという行為が辛くなってきます。(手術開始から30分経過時)
歯を分解したあとは、直接引っ張って抜く作業になるので先生も相当な力を使っていることがわかりました。
この時の心境としては、「頼むから抜けてくれよ!」という感じです。
私としても口を開けっ放しで30分以上経っているので、顎の疲れがピークに達していました。
当然、私よりも先生の方が早く抜けてくれという気持ちだったとも思います。
そこから戦うこと20分・・・。
「ハァハァ・・・。ようやく抜けました!」
その頃になると先生の息はだいぶ上がっていました。
「あとは傷口を縫って終わりですから、もう少し我慢してくださいね。」
先生の安堵にまみれたような声にホッとしました。
結果、当初予定していた30分を大幅にオーバーし、終わってみれば約1時間の手術が幕を閉じました。
抜歯手術終了!
全ての工程が終了し、顔にかけられていたブルーシートが外されます。
先生の顔を見ると、思った通り汗だく状態でした。笑
先生いわく、親知らずの根元が曲がっていたせいで、大苦戦してしまったそうです。
最後に先生からいくつか注意事項を説明されて手術は終了しました。
抜歯手術の率直な感想
まず、当初一番恐れていた「痛み」に関する感想としては、全くと言っていいほどありませんでした。
というよりも、触られている感覚すらないので、相当不思議な気持ちになります。
逆に、痛みよりも辛いのが顎の疲労です。
私の場合、1時間近く口を開けっ放しにしていたので、当たり前と言えば当たり前ですが、なかなかしんどい経験になりました。
これから抜歯に望まれる方は、手術の前に顎のストレッチをしてから、現場に行くことをおすすめします。
とりあえずは無事に抜歯出来てよかったです。
次回は抜歯手術後の経過話を中心に語っていこうと思います。(手術完了から抜糸まで)
本当に辛いのは術後だと言われていますので、この部分もぜひ参考になさってください。
それではまた次回。